すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『海が見える家』

はらだみずきさんの『海が見える家』を読みました。主人公は、入社一ヶ月で会社をやめた直後、南房総で暮らしていた父の死を知らされます。小学二年生の時に両親が離婚し、その後は父が姉と自分を育ててくれました。でも、父との関係は良好ではなくて。 

海が見える家 (小学館文庫)

海が見える家 (小学館文庫)

 

 この本の中で私の心に響いた言葉は、

「自分の人生がおもしろくないなら、なぜおもしろくしようとしないのか。他人にどんなに評価されようが、自分で納得していない人生なんてまったく意味がない」

です。確かにそうだと思う一方で、他人の評価を気にしないというのは難しいですね。自分の本音とは違っても、他人や世間のものさしにあうように、無理に自分を納得させようとしてしまいそうです。他人の価値観を生きないこと、頭では分かっていても、無意識レベルでやっているとなかなか抜け出せません。周りを気にするということは優しさでもあるとは思うのですが、難しいですね。

著者のはらだみずきさんは千葉県生まれ。この作品の舞台の南房総とは館山です。私にとって千葉は、地元に次いで2番目に長く暮らしている場所になりますが、まだ館山には行ったことはありません(それほど遠くはないのですが)。読みながら、きっと景色が違うんだろうなぁ、いつか行って見たいなと思いました。全く知らない土地が舞台の作品は、色々想像したり、新しい世界を知るようで面白いですし、一方、自分が知っているところが舞台だと、あぁ、あそこね、そうそう!と身近に感じられて面白いですね。