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本棚:『金曜日の本屋さん 夏とサイダー』

名取佐和子さんの『金曜日の本屋さん 夏とサイダー』を読みました。この本の中に「読書って不思議だ。どんな本でもその中に必ず、今の自分が必要としている言葉がある。あるいは逆で、人はどんな本からでも、自分に今必要な言葉を見つけられるのかもしれない」とあります。このブログでも、本の感想で自分の気に入った言葉をよく書いていますので、確かにそうだなあと思いました。 

金曜日の本屋さん―夏とサイダー (ハルキ文庫)

金曜日の本屋さん―夏とサイダー (ハルキ文庫)

 

今回も4つのお話があって、それぞれの話でメインで扱われている本があります。

・第1話:恩田陸六番目の小夜子

・第2話:トーベ=ヤンソン『さびしがりやの クニット』

・第3話:森見登美彦夜は短し歩けよ乙女

・第4話:ロバート・ A・ハインライン夏への扉

この中で私が読んだことがあるのは 、今回も1冊のみで、『夜は短し歩けよ乙女』です。やはりタイトルと表紙のイラストに惹かれました。

第1話は、恩田陸さんの本ですが、私が初めて読んだ恩田陸さんの本は『夜のピクニック』で、好きな本の1つです。とても気に入って、次に読んだ本があるのですが、それが怖かったので、その2冊目で止まってしまっていました。第1話の中で出てくる女子高生も、怖い話が苦手。そのため、『六番目の小夜子』を読むのをちょっとためらうのですが、しっかり、というより、みっちり読み込んできます。彼女を見習って、私も読んでみようかなと思いました。

第4話の中で、時間は薬になるといった場面があるのですが(時間が癒してくれるというと、中島みゆきさんの『時代』の歌詞がいつも頭に浮かびます)、「時間はちゃんと歩いてこそ、薬になるんだと思います」というセリフにグッときました。たしかに、もし、今ものすごく辛いことがあったとして、未来に飛べたらいいのにと思うかもしれないけど、それじゃ意味ないですよね。『夏への扉』も是非読んでみたいと思いました。

この本の舞台の本屋さん「金曜堂」は、読みたい本が見つかると評判の駅ナカ書店です。おかげさまで、読みたい本が増えて困っています。なにせ私は本を読むのが遅いのです。パッパッとページをめくって読めばいいのだと思うのですが、素敵な言葉や表現を見逃したくなくて、速く読めません(声には出していないけど、音読してしまうクセが一番の原因だとは思いますが)。