『阿部絢子の ひとりでもハッピーに生きる技術』を読みました。著者の略歴を見ると生活研究家、消費生活アドバイザーとありますが、52歳の時から毎年のように海外でホームステイを体験していたり、64歳から薬剤師の仕事を始めたりしています。ホームステイを続けている理由は、海外の一般的な家庭はどんな暮らしをしているのか、冷蔵庫の中には何が入っているのか、本当のエコ暮らしとはどんなふうなのか、是非この目で見たいとの思いがあるからだそうです。

阿部絢子のひとりでもハッピーに生きる技術―「私の老後はだいじょうぶ?」と不安に思うあなたへ (ゆうゆう特別編集)
- 作者: 阿部絢子
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2013/06/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「おわりに」の文章がいいなと思ったので紹介させてください。
「暮らしや生き方は、千人いたら千通り、一万人いたら一万通りある。ひとの暮らしや生き方は、ひとりとして同じものはない。(中略)
ただ、みんな一緒なのは、年をとり、老いていくということだ。
人間ばかりではない。猫や犬、銀杏や桜だって老いる。もしや、猫も年をとることを不安がっているかも?だが、見ていると、毛繕いをし、外を眺めて優雅に過ごしている。
そうだ、猫のように日々ハッピーを満喫しなければ、人生はもったいない。」
私もエコ暮らしにはとても興味があります。でも興味があるだけで、全く行動に移せていませんでした。著者のように、エコへの関心が高い国(ドイツなど)にホームステイするという方法もあるんだなと思いました。(徳島県上勝町のゼロ・ウェイストアカデミーに興味があるのですが、何もせずにそのままです。)
著者によると、「早寝早起き」「歩くこと」「急がない」「ガーデニング」…それだけでも、もうエコ暮らしとのことです。なんとなく良さそう、ではなく、実際に目で見て、学んだ上での言葉だと重みが違うように感じます。