すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『名古屋駅西 喫茶ユトリロ』

太田忠司さんの『名古屋駅西 喫茶ユトリロ』を読みました。主人公の鏡味龍(龍と書いてトオルと読みます)は、東京生まれの東京育ちですが、名古屋大学医学部に通う大学生。老舗の喫茶店を営む祖父母宅に下宿しています。そして、その店の常連客から持ち込まれた謎に挑みます。読んでみて、一番の感想は、お店の雰囲気がいいなと思いました。自分がどこかのお店の常連だったり、お店の人と顔なじみだったり、ということがないので、そういうつながりに憧れます。ちなみに喫茶店の名前の由来は、店の壁にかけられたユトリロの絵です。

本作品では、名古屋めしが色々できてきます。それぞれのお話のタイトルを挙げると、

 第一話:手羽先唐揚げと奇妙なイタズラ

 第二話:カレーうどんとおかしなアフロ

 第三話:海老フライ(えびふりゃー)と弱気な泥棒

 第四話:寿がきやラーメンと家族の思い出

 第五話:鬼まんじゅうと縁結びの神

 第六話:味噌おでんとユトリロが似合う店

となっています。このうち、「鬼まんじゅう」は以前読んだ『ひぐまのキッチン』にも出てきていて、今度、名古屋に行った際には、ぜひ買おうと思いました。まったく違う作品で同じものに出会えるのも、面白いですね。

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きっと名古屋の方は読んで、「あぁ、あそこね!」とか、「私もそうだった!」とか、楽しさも倍増するのではないかと思います。自分の地元についても、こういう本があったらなぁと羨ましく思いました。(わたしのソウルフードは、ほうとうです。)

名古屋の作品というと以前、職場のお姉さんから教えてもらった『蕎麦ときしめん』を思い出します。こちらもまた読んでみようかなと思いました。