すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『明日はきっと、いい日になる。』

人生をよりよく生きる、というような本は、本屋さんでは目につきやすい位置においてあるのか、よく見かけて気になったりするものの、図書館ではあまり借りることがありません。たいてい、文庫本をチェックした後、片付け、シンプルライフ、といった本のある棚をチェックして終わってしまいます。しかし、片付けやシンプルライフの本は、結構読んでるので、借りたいものがないという時もあります。そんなとき、ようやく違う棚にも目が行くようになり、この本もそうやって見つけて、借りてみました。

 

本書では、さまざまな人生経験を積んだ方々からのアドバイスが載っています。

第1章 幸せの種はここにある

第2章 あるがままに、しなやかに

第3章 明日はきっと、いい日になる

となっており、私が特にいいなと思ったものを紹介します。

まずは、手品師のマギー司郎さん。九人きょうだいの7番目の子として育ち、右目が斜視でほとんど視力がなかったため、母親は不憫に思ったのか、いつも必死で守ってくれたそうです。苛めた子の家には怒鳴り込んだり、当時は高価だった眼鏡を買ってあげたり。でも、「母は僕のことを不憫だと思っていたようだが、僕自身は一度だって自分を不憫だなどと思ったことはない。小さい身体でも歩いたり走ったりできる。右目が見えなくても、皆と同じように階段の昇り降りもできる。」と書いてあります。

思考心理学者の樺旦純(かんば・わたる)さんは、悲観的な性格は変えられると書いています。今までの生活の中で無意識のうちに身についてしまった考え方、思考法の「習慣」「癖」のようなものだそうです。悲観的な性格を楽天的な性格に変えるポイントが3つ紹介されています。①「もう~ない」は「まだ~ある」と考える、②「元気?」には「上々!」と答えてみる、③「せっかくだから、~しよう」と発想してみる。このうち、3つめは有森裕子さんが小出監督から教わったという発想法、と書いてあり、記憶に新しい方も多いのではないかと思います。

東京ラブストーリー』で有名な漫画家の柴門ふみさん。彼女の人生で最高に幸せな時間は「寝ている時」だそうなのですが、旦那さんは26年も連れ添っても、それに気付いていないそうで、彼女が幸せでいると、すなわち、朝寝坊、昼寝、夜の早い就寝をしていると「キミは人生を無駄遣いしている」と真顔で説教するそう。私も睡眠の優先順位が高いので、思わず笑ってしまいましたが、「今、世の中にあふれている幸せの多くは、誰かの考えた幸せであり、自分自身の幸せではない。」と言っています。

他にも紹介したいものがありますが、長くなってきたので、最後にノンフィクション作家、高見澤たか子さんが出会った心に響く言葉を紹介します。スペインの古いことわざだそうです。

「よりよく生きることこそが、運命への最高の復讐」