すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『きょうも誰かが悩んでる』

読売新聞に掲載されている「人生案内」の100年分の相談から厳選したものだそうです。実家では読売新聞を購読しているので、実家に帰ったときは、「コボちゃん」と「人生案内」は欠かさず見るぐらい好きです。

 

100年分ともなると、始まりは大正です。大正・昭和・平成で相談内容がだいぶ異なります。「自由結婚」というのを知っていますか?「人生案内」は、「身の上相談」として大正時代に始まったそうですが、この頃は民法でも男は30歳、女は25歳に達するまで、結婚には親の同意が必要で、この年を越えれば、親の同意なしに結婚できたそうで、これを「自由結婚」と呼ぶそうです。「自由結婚ではなく世間並みな結婚を」という相談を読んだときには、時代背景を知りませんでしたので、どういうこと?と思いました。結婚は親の決めた相手と、という規範が若者たちにとっても内面化されたものとなっていたとのことで、ところどころに解説などもあります。

また、戦争に翻弄された時代もあります。「夫は未帰還。再婚か、待つべきか」、「復員したら妻子すでに親友と…」など。そして、相談だけでなく、回答も時代によって変わってきているのが分かります。昔は良かったと思うこともあるかもしれませんが、昔は本当に女性の立場が低かったんだと感じ、時代はいい方向に向かっているのだと思いました(もちろん全てにおいてではないでしょうが)。

今ではオンライン上のコミュニティで気軽に相談ができるかもしれませんが、わざわざ手紙を書いて送るとなると、相当に深刻な悩みのように思います。でも、だからこそ、リアルな悩みで、その時代が反映されているように思います。

最近はできるだけテレビを見ないようにしていますが、「家、ついて行ってイイですか?」とか、「あいつ今何してる?」とかが好きです。その理由は、自分と同じように一般の人たちがどんな人生を送ってきたのか興味があるから、というのもありますが、みんな何らかの悩みや問題を抱えながらも頑張って生きている、ということを再確認したいのだと思います。