すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『なるべく働きたくない人のためのお金の話』

著者の大原扁理さんが25歳から約6年間、東京郊外のアパートで基本的に週2日働いて、年収は100万円以下でもハッピーに暮らしていた中での気付きなどが書かれています(現在は、台湾暮らしのようです)。物欲は少ないほうだし、給料がちょっと下がってもいいから、自由な時間がもっと欲しいと思っている私には、この本のタイトルはとても魅力的で、下心満載で手に取りました。

 

今の仕事が好きな人はいいんです。でも、そうではなくて、年収はそこそこあるけど、ストレスフルな毎日で、稼いだお金は世間でいいと思われるもの(たいてい高価なもの)に使って、でも、嬉しいのもつかの間、それだけでは満足できずに、次から次へと新しいものを得て満たそうとする、という生活だとお金はいくらあっても足りませんし、そうなるとお金のために働かなければなりません。一方、著者は月収7万円でもハッピーに生きています。といっても、いきなりその生活になったわけではありません。

本書を読んで、モノだけじゃなく、時間やお金の使い方も断捨離が大事だなと思いました。また、つらい場所から抜け出すというと、なんとなく今がよければいいんじゃないか、将来のことを考えてないんじゃないかと思ってしまいますが、著者が長期的な視点にたって考えていることが分かります。そして、今でこそミニマリズムスローライフが注目されていますが、世間の評価なんてすぐに変わってしまうもの。世間の評価ではなく、しっかり自分の価値観を持つことが大切だと言っています。

私にとって、とても参考になったので、書きたいことは色々ありますが、3つピックアップします。1つめは「目標がないと行動してはいけないというルールはありません」というのは目から鱗でした。もちろん、目標があるのはいいことですが、なくても構いません。そして、「周りを納得させようとしない」というのも、大事だなと思いました。2つめは、他人の生き方を学ぶ方法として、本に関して書かれている部分なのですが、「本は、普通なら話を聞くどころか、お目にかかることすらできないような社長とか、おもしろい経験をした人の話が、厳選され、編集され、校正され、読みやすくまとめられています。自分がこれと同じ内容をインタビューして聞き出そうと思ったら、時間も労力もどれだけかかるかわかりません」とあります。読書習慣を続けて、私も、自分とは真逆の生き方をしている人の本を読んで、参考にしたいと思います。

そして、3つめは「社会という銀行に貯金する」ということ。エシカル消費という言葉は、まだあまり聞いたことがありませんが、自分が応援したいお店や、こういう社会になって欲しいと思うことにつながるビジネスをしているところにお金を使うようにしたいです。田舎者の僻みもあるかもしれませんが、近所や地元で買えるものはそこで買うようにしています。近所にお店は少ないし不便なところではありますが、それでもお店があるのとないのとでは大違いで、お店があるのはありがたく、続けて欲しいと思うので、応援の意味も込めて、お金を払いたいと思います。一方、都会は大勢の人が集まってきて、お金を使ってくれますから、私一人がお金を使おうが使わまいが、微々たるものです(やっぱり田舎者の僻みかなぁ)。私のことはさておき、月収7万円でも、稼いだお金は全部自分のもの、いかに得をして、損をしないように気をつけるか、ではなく、社会のためにお金を使うことを考えられるのは、やはりハッピーだからだと思います。