すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『娘と嫁と孫とわたし』

藤堂志津子さんの『娘と嫁と孫とわたし』を読みました。関野寺玉子は65歳。亡き息子の嫁の里子と、その娘(玉子にとっては孫)の春子と3人で暮らしています。そして、嫁にいった娘の葉絵がちょくちょくやって来ます。タイトル、表紙のイラスト、裏表紙のあらすじ。これらを見て、あぁ何か起きそう!と思って、中身が気になりました。

 

孫の春子の出番は少ないですが、玉子、里子、葉絵の3人の女性。はじめは葉絵の悪いところばかり目に付きますが、それぞれが良いところもあれば、悪いところもあります。そして、この女性たちの暮らしが平和かといえば、いろいろと波風が立ちます。なんだかんだと悩みは絶えなくて、人生ってそういうものかもなぁ、なんて思いました。でも、最後はお楽しみです。

余計なお世話だと思いますが、私が一番気になったのは、里子が高校生の娘のことを「春子ちゃん」と呼んでいるところです。玉子も葉絵(はえ)のことを「はあちゃん」と呼んでいるのですが、「はあちゃん」は愛称みたいなものだと思うので、それほど気にはなりませんでした。一方、祖父母や親戚が〇〇ちゃんと呼ぶのは、自分自身もたまにそう呼ばれてたので違和感はないのですが、親からは呼び捨てでしか呼ばれたことがないので、そういう家庭もあるんだなとちょっと新鮮でした。

解説は吉田伸子さんで、本書をドラマ化した場合の“勝手にキャスティング”が書いてあります。それによると、玉子は浅茅陽子さん、里子は木村多江さん、葉絵は天海祐希さんとなっています。それぞれの人物像がイメージできるでしょうか。