すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『湘南シェアハウス』

広谷鏡子さんの『湘南シェアハウス』を読みました。夏都は35歳の時に純文学雑誌の新人賞に選ばれ、小説家となったのですが、大学卒業から勤めている会社は続けたまま。その会社を50歳でやめ、専業作家となりますが、両親が相次いで亡くなり、江ノ島のアパートを相続することになります。夏都の担当編集者であり友人の紀世子の発案で、アパートをリフォームしてシェアハウスにすることに。そして、集まったのは、夏都、紀世子の他に夏都と関わりのあった or 関わりのできた3人の女性。この5人の女性の年齢は、30代から70代。何回か会合も開いて、リフォームして、いざ一緒に住み始めると、初日からちょっとした問題も起こったりします。でも、総じてうまく一緒に生活できているように感じるのは、お互いを大切にしているからだと思います。

 

猫と暮らしてみたいけど、1日の大半をお留守番をさせることになるので、猫つきシェアハウスに憧れたことがあります。また、以前紹介した『ここはグリーン・ウッド』は男子校の寮が舞台ですから、寮生活ってどんなんだろう?なんて興味をもったこともあります。でも、実際には会社に入って最初の1ヶ月の研修の時に、寮で相部屋だったぐらいです。親戚のおじさんから「きょうだいでも一緒に暮らすとなると、仲が悪くなったりする」と言われたことがあり、一緒に暮らすというのは大変なんだろうなと思います。

この湘南ハウスの住人は、ちょっとした揉め事はもちろんあるわけですが、それでもうまくいってる理由の1つは、年齢がばらけていることじゃないかと勝手に思っています。以前、職場の方から「会社の先輩・後輩は7つぐらい年が離れてるのがいいらしいですよ。離れすぎていると話があわなかったり、立場の違いが大きかったり。一方、年が近すぎるとライバルになる可能性があるから。」と言われました。年が近いと、同じ時代を生きてきた、といった感じで話しやすかったりしますが、年が離れてると、話す内容がまた違って新鮮です。さまざまな年齢の方と付き合いがあるといいと思います。

この作品の中では、最年長の史子が私は一番好きです。やっぱり、亀の甲より年の功だなぁと思います。

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