有川真由美さんの『やりたいことは、今すぐにやれ!』を読みました。第1章のはじめの方に「人生でいちばん大切なことは、大切なことを大切にすることなのです」と書いてあります。この本のエッセンスは、この一文に凝縮されると思います。
よくよく考えてみれば、やりたいことだったら、すぐにできると思いませんか?少なくとも、子どものころは、そうしていたはず。それなのに、なぜ今はできないのでしょうか。やりたいことではないけれど緊急性の高いものに時間を割いている、将来こうありたいというのはあるのだけれども、目の前の喜びや楽なことを優先してしまっている、やってもどうせうまくいかないと思い込んでいる、頼まれると断れない、などなど。1つ1つは些細なことかもしれませんが、積み重なると怖いです。でも、だからと言って、一度に劇的に変えるのは難しいと思うので、ちょっとしたことから、動くクセをつけていくのがよいのだと思います。ポジティブなクセも、ネガティブなクセも、効果は複利で効いてくると思っているので、ちょっとずつでも変えていこうと思いました。
ちなみに、テレビ体操をするとか、壁に寄りかかって空気椅子をするとか、運動系は全く習慣化できないのですが、玄関のたたきを毎日水拭きするということだけは続いています。はじめはちょっと面倒だなと思いましたが、今では帰宅後の一連の流れの中でやっています。きっと、自分の中で気持ちいいと感じているのでしょうね。一方、運動はまだまだその境地に至れません。。
本書で紹介されている宇野千代さんの言葉が素敵です。
人間とは動く動物である。
生きるとは動くことである。
生きている限り毎日、
体を動かさなければならない。
心を動かさなければならない。
健康のために体を動かすということは意識しているのですが、心を動かすことをおろそかにしていました。