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本棚:『名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる』

名古屋駅西 喫茶ユトリロ』の第2弾です。名古屋大医学生の主人公の龍(とおる)も、本作では2年生になっています。そして、ある日、Web雑誌の編集者から、名古屋めしを紹介する連載記事のモデルにスカウトされます。今回もいろいろ名古屋めしがでてきますので、その紹介も兼ねてそれぞれのお話のタイトルをあげると

 第一話:きしめんと誰にでもある逆むけのこと

 第二話:雑煮と言葉にしなかったこと

 第三話:おこしもんと壊れてしまった思い出のこと

 第四話:生せんべいと道の途中で迷うこと

 第五話:ひつまぶしと正しく生きていくということ

となっています。今回登場するWeb雑誌の編集者は若い女性ですが、優秀であるものの、怒りっぽくて、ちょっと大変です。一方、2年生になった龍は自分の進路について悩んでいます。龍が悩んでいることに対して、友人の駿も、龍の祖父母も気にかけてくれています。なかなか悩みを打ち明けられないのですが、ようやく打ち明けたところ、おじいちゃんも、おばあちゃんも、そして、ひいばあちゃんも、いったん止まってみたらいい、仕切り直したらいいと言います。私だったら、せっかく医学部の学生になったのだから、とりあえずもうちょっと頑張ってみたら?というような言葉が頭に浮かびます。でも、そうではなくて、仕切りなおしたらいいと、しかも身内が言えるのは、素敵だなと思いました。なんとなく流されて生きてしまうより、しっかり自分の人生を生きないともったいないですよね。もちろん、仕切りなおすには勇気(と体力)がいりますが。

 

ちなみに前作を紹介した時に、名古屋の本といえば清水義範さんの『蕎麦ときしめん』を思い出すと書きましたが、本作の中でも清水義範さんの名前が出てきたので、ちょっと嬉しくなりました。

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