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本棚:『アドカレ!戸山大学広告代理店の挑戦』

森晶麿さんの『アドカレ!戸山大学広告代理店の挑戦』を読みました。主人公の亡き父は名コピーライター。父を亡くして失意の中、たまたま街で見かけた広告に心を奪われ、父と同じ道を目指します。そして、父の母校である戸山大学に入学します。しかし、授業は全然役に立たない内容だし、よいサークルもありません。そんな中、学生だけの広告代理店「アド・カレッジ」の求人看板を見つけます。

 

広告業界というのは、全然知らない世界なので、ちょっと垣間見ることができて面白かったです。もちろん言葉が人を傷つけることもあるけれど、言葉が人を救うこともあると思います。言葉だけでなく、ただ目の前にある景色が人を動かすこともあるし、何も言わずにそばにいてくれるだけで慰められることもあると思います。それでも私は、やはり言葉には大きな力があると思います。その言葉の中でも、キャッチコピーは短い言葉で人を動かす力があるなんて、魔法のようです。

あとがきを見ると、著者はテレオペから東京の小さな広告デザイン事務所のコピーライターになり、そして小説家になったことが分かります。言葉を扱う職業はいろいろあるでしょうが、どんな職業でも、話す・書くといった言葉で伝える技術は大切だと思います。私もうまく伝えられるようになりたいです。

作品に話を戻すと、主人公の名前が珍しい苗字だということは分かるのですが、その苗字も下の名前もなかなか出てきません。それは後のお楽しみということで。