すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『100万分の1の奇跡』

川村隆一朗さんの『100万分の1の奇跡』を読みました。ある秋の日の朝、バイクでの通勤途中に事故に遭い、33年の生涯を閉じるはずだった僕。しかし、神様の気まぐれ、というよりは、わがままにより、八十八日間生き延びることとなります。神様から僕が選ばれた理由は、有名だったり、優秀だったりすると、歴史が変わってしまうから。愚図、のろま、無能、金がなく、運も何もかもない奴として、選ばれたのが僕。それまでは、母親から送られてくるお米と鰹節による猫マンマばかり食べていたのですが、生活は一転。また仕事も順調すぎるぐらいに上手くいきます。

 

この本を読んで思い出したのは、昔みた『死ぬまでにしたい10のこと』という映画と「人間、死ぬ気になれば何でもできる」とか「あなたが無駄に過ごした今日という日は、昨日亡くなった人が痛切に生きたいと願った日である(←ちゃんと覚えていないですが)」といった言葉。また、本書のおわりの方では、絵本の『100万回生きたねこ』を思い出しました。

 

主人公の僕は、生き延びた八十八日間の中で、仕事のおもしろさに気づきます。神様のおかげで上手くいっている部分も大いにあるのですが、本人の意識の変化にもよります。環境の悪さを言い訳にずるずると過ごすよりは、何か1つでも本気で取り組んでみたら、世界はちょっと変わるかもしれません。以前、上司から「どんな仕事も本気でやれば面白いと俺は思ってる」と言われたのを思い出しました。でも、だからといって、毎日、全力疾走というのも疲れてしまいます。優先順位付けや、やらないことを決めるというのも大事かもしれません。 

人生のリミットが分かってしまったら、日々の暮らし方も変わるかもしれません。例えば、あと3ヶ月しかないとなったのならば、言わずにおいた気持ちはちゃんと伝えるようになったり、大事な人と過ごす時間をもっと大切にするようになると思います。でも私たちは、あたりまえのように明日があると思っています。有川浩さんの『クジラの彼』の中にある「ファイターパイロットの君」にあるセリフを思い出しました。

blog.ariri-simple.site

blog.ariri-simple.site