すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

本は図書館で借りて読むことが多いので、世間で話題の本をその時に読むことはあまりありません。また、映画化やドラマ化されても、その映画やドラマを見ることも少ないです。そのため、世間とずれていて、数年前に話題となった作品を、全く予備知識なく読むということがあります。東野圭吾さんの『白夜行』も、ドラマや映画も見ずに、世間よりだいぶ遅れて読んで、どんなストーリーかという予備知識がなかった分、インパクトが強かったです。この作品もタイトルは知っていましたが、ストーリーはよくわかっていませんでした。読んでいくうちに、表紙のイラストをよくよく見れば、そういうことかと分かってきて、時間の流れが違って…と、ちょっと頭がこんがらがりつつ、そして2人の運命に切なくなりました。

 

この本を読み始めたのは、停電が復旧した後。もし未来がわかるなら、事故や災害も防げるのかなぁなんて、恋愛小説とは内容がずれるかもしれませんが、そんなことを考えました。宮部みゆきさんの『蒲生邸事件』を読んだとき、歴史を振り返って、あとから色々いうことはできますが、みんな見えない明日を必死に生きているんだなぁ、と感じました。自分が生まれる時代を選ぶことはできないし、未来がどうなるかもわからない 、それはどんな人にとっても平等なんだと思うと、うまく言えないですが、心が動かされます。未来がわかれば、辛いことや失敗を避けられるかもしれないけれど、失敗するからこそ、そこから教訓を得ることができて、より良くしていくことができるのではないかなと思います。

本作品の裏表紙のあらすじの中に「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」と書いてあり、未来がわかっちゃったらなぁ、、なんてあれこれ考えましたが、相手の未来はわかっても、自分の未来はわからないから、そこがいいなと思いました。