すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『パンのペリカンのはなし』

浅草にある「ペリカン」という名のパン屋さん。創業は昭和17年。はじめのうちは、惣菜パンなども売っていたようですが、現在売っているのは食パンとロールパンの2種類のみです。現在の店主は4代目ですが、1987年生まれとのことですから、まだまだお若いです。

 

2代目の「食べ物を捨てるのはよくない」という考えにのっとって、その日に作ったものはその日のうちになるべく全部売って、余らせるくらいだったら作らないというふうにしている、というのがいいなと思いました。お店に行ったのに商品がなかったら、お客さんの立場としては、せっかく買いに来たのにと思うでしょうが、そのために余分に 用意しておいて、廃棄してしまうというのもどうなんだろうと思います。

また、「美味しいものを作っても売れなかったらゴミになる」というのも、厳しい世界だなと思いました。たとえ美味しいものでも、知られていないだけだったり、ターゲット層があっていないだけでも、売れないのでしょう。

私はパンよりもご飯派ですが、たまにパンを食べたくなることがあります。以前住んでいたところでは、近所のパン屋さんが地域密着型のお店で好きでした。休日たまに思い立って買いに行く程度でしたから、あまりいいお客さんではなかったのですが、パンを買って帰ると、毎回、店の奥の方から、おじさんの「ありがとうございました」という元気のよい声が聞こえました。またいつだったか、おそらくお孫さんだと思うのですが、小さな女の子がエプロンをして、レジの近くにいて「いらっしゃいませ」とか「ありがとうございました」と声をかけてくれて、かわいかったです。

今、住んでいるところでは、近くにあるパン屋さんは、店内で食べることもできますし、パン屋さんというよりカフェという感じです。スタッフはみな若い女性で、ケーキ屋さんのように、ショーケースの中にパンがあります。好みの問題ですが、私は地域密着型の気軽に入れるパン屋さんの方が好きです。ペリカンも、テレビや雑誌で紹介されて有名ではあるものの、地元の常連さんに愛されている地域密着型のお店なんだなぁと思って、そういうお店が近くにあるのは羨ましいです。『食堂のおばちゃん』の「はじめ食堂」もそんな感じだよなぁ、なんて思ったり。近所のお店をみんなが大切にしているって素敵ですね。

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