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本棚:『鏡の法則』

主人公の41歳の主婦、秋山栄子は、小学5年生になる息子の優太が学校でいじめられていることに頭を悩ませています。栄子は優太の力になってやりたいのですが、優太は栄子に心を開いてくれません。わらにもすがる思いで夫の先輩で心理学に詳しい矢口氏に相談すると、「あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいらっしゃるのは、あなたが、誰か感謝すべき人に感謝せずに、その人を責めておられるからではないか」と言われます。自分が父親に対して許せないという気持ちを持っていること、そしてかつて自分が父親に対してとった態度が、そのまま優太が自分にとっている態度と同じであることに気づきます。「鏡の法則」というのは、「私たちの人生の現実は、私たちの心を映し出す鏡である」というものです。

 

物語の中で、栄子が「父に対して、どのような考え方で接したらよかったのか?」を紙に書き出すのですが、その内容が以下になります。

・自分が不完全な人間であるように、父も不完全で不器用な人間であることを理解すること。

・父の言動の奥にある愛情に気づくこと。

・してもらっていることに感謝すること。

・感謝の気持ちを言葉にして伝えること。

・そしてその上で、イヤなことはイヤだと伝えて、たがいにとって居心地のいい関係を築くこと。

以前紹介した本『すべては「好き嫌い」から始まる』の中で、「みんなちがって、みんなダメ」という言葉が気に入ったと書きましたが、栄子が書き出した文章の中でも1つ目が最も心に響きました。家族、特に親子関係というのは難しいものだと思います。理想的な家族像なんてなくて、みんなそれぞれ悩みを抱えながら成長していくのではないかなと思いました。

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