すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『から揚げの秘密 ひぐまのキッチン』

以前読んだ『ひぐまのキッチン』の2作品目です。「ひぐま」というのは主人公である樋口まりあのあだ名です。まりあは、米、粉、砂糖などを扱う商社「コメヘン」の秘書をしています。秘書といっても、社長のスケジュール調整などに加え、社長の来客相手に出す昼食を作ること(頻度としては月1回ぐらい)も業務に含まれます。料理が苦手な私には、とても務まらない業務ですが(まりあも、もともとは料理が全然ダメだったのですけど)、私もこういう会社で働いてみたいなと思いました。社長自ら、定期健診のように定期的に従業員と面談を行うところとか、大きな会社ではできないでしょうが、社員同士がお互いをよくわかっているだろうし、従業員の満足度は高いと思います。

 

まりあは人見知りで、真面目で、軽い冗談も言えない感じ。そこが、もどかしく思うこともあるけれど、それがまりあであって、まりあの良さだと思います。自分自身を振り返ってみると、会社に入りたての頃は、自分の親ぐらいの年齢のおじさまたちと何を話してよいか分かりませんでした。なにしろ、大学までは、年の離れた人といえば先生ぐらいで、まわりは自分と同じぐらいの年齢の人ばかりです。聞かれたことには答えるけれど、気軽に雑談なんてできませんでした。それが、いつの間にやら、おじさまとも冗談が言えるようになり、逆に若い子と話す方が、何を話したらいいんだろうと気を遣うように。成長したというよりは、順調に年齢を重ねただけのようです。

お客様のことを考えて、出す食事やお渡しするお土産を真剣に悩むまりあがいいと思います。相手のことを思って何かを準備するって素敵なことですね。

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