すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『真夏の焼きそば 食堂のおばちゃん5』

久々の『食堂のおばちゃん』シリーズ。5作品目です。ずっと読みたかったのですけど、なかなか図書館で見かけなくて(次の6作品目は何度か見かけたことがあるのですが)、予約してようやく借りられました。

 

再び「はじめ食堂」の雰囲気が味わえて、ほんわかしました。本作品では、新しいメニューはもちろん、ワンコインメニューやお持ち帰りも始めます。年齢としてはもう若くはない姑の一子(いちこ)と嫁の二三(ふみ)ですが、若さの秘訣は、失敗を恐れず、いろいろなことにチャレンジすることだなぁと思いました。失敗したら、やめればいいだけのこと。私の職場にいるおじさまも、年齢よりだいぶ若く見えるのですが、やはりいろいろなことに興味があって、やってみている、というのが若さの秘訣だろうなと思います。一方、私はマイペースで、できるだけルーチン化したいタイプ。毎日がドラマティックである必要はないけど(疲れちゃうし)、ほんのちょっとでも、何か新しいことを試してみることが自然とできるようになれればいいなと思います。

本書の最後のお話では、一子のケガがきっかけで「はじめ食堂」を手伝うことになり、今や大きな戦力となった万里が、調理師免許を取るよう勧められます。就職した会社を1年でやめて、その後はいろんなバイトを転々としていた万里。今の仕事が向いているかわからない状況で、調理師免許をとったら将来が決まってしまうようで、前向きに考えられません。そんな万里への、一子の優しいセリフが素敵です。

「精一杯やれば、悔いは残らない。後悔がないから、納得できるんですよ、きっと。

万里君も、精一杯やってくれてるものね。だから、将来どんな道に進んでも、はじめ食堂で過ごした時間を後悔することは、絶対にありませんよ」