小学校や中学校では授業参観とかで、母も私のクラスメイトの顔をそこそこ知っていましたが、高校に入ると、入学式のときの写真ぐらい。同級生の話になると「その子って美人?」と、けっこう聞かれました。同級生が美人かどうかを答えるのは、なんだか酷ですし、美人かどうかなんて別にいいじゃん!とよく思ったものでした。さすがに美人かどうかでその人を判断はしていないつもりですが、綺麗な人、かわいい人をみると嬉しいことに気づき、自分も母に似ているんだなぁと思いました。そんな自分はどうなんだろうと思うこともありますが、本書で紹介されている「人生の質が高まる108の気づき」の最後の108番目に次のようにありました。
人はなぜ美しくなければいけないか。
知っているだろうか?
もちろん一つには、“自分に自信を与えるため”。
でも、実はもっと大切かもしれない理由があることを知って欲しい。
それは、人にとって心地よい存在となること。
人が花を飾るのは、心地よいから。
人が美しい景色を見に行くのも心地よいから。
美しい人がそばにいると、心地よいから嬉しいのだ。
本書にある108の気づきの中でも、特にはっとさせられたり、確かに、と思ったのが、次の3つ。
・次に使う人のために洗面台を拭けるのは品性の美容、「日本の美容」
・否定形が多くなる。決めつける。人の話を聞かなくなる。それが、おしゃべりの三大老化
・人に招かれると“生活”が向上し、人を招くと家ごと自分が活性化する
まず1つめですが、私も「いつか人のためになることをしたい」と思っている一人ですが、次に使う見知らぬ人のために洗面台をきれいに拭けるか、小さなことでも、誰が見ていなくても、他人を思いやる行動ができているだろうかと考えさせられました。
2つめは、耳が痛いなと思いました。そもそも、このおしゃべりの三大老化がどのぐらい進行しているか、気づけていない分、恐ろしいです。
3つめは、ここ最近、整理収納のお勉強で、知人宅にお邪魔させていただいていますが、やはり、どのお宅でも刺激という名のお土産をいただいています。いいなと思ったことは、早速、真似してみたり、放置していた気になっていたものを片づけたり。逆に、人を招くということは全然していませんが、人が来るとなったら、それはもう、掃除も頑張って、お茶は何を出そうか、どの食器を使おうかと考えたりすることでしょう。
そして、本書を読んで一番に思ったことは、姿勢を気を付けようということ。そういえば「綺麗な人は姿勢もいい」って、むかし同期が言ってたなぁ。