すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『あの日の親子丼 食堂のおばちゃん6』

今日は猫の日ですが、本の感想を書きます。「食堂のおばちゃん」シリーズも6作品目となりました。舞台は2019年のお正月から令和を迎えた5月までの「はじめ食堂」。とうとうリアルタイムに近いところまで追いつきました。これまで読んできて、小説の中のお話と思っていたものが、登場人物と同じ時代を生きているというのがなんか不思議な気分です(嫌ではなくて嬉しいのですけど)。

 

本作品では姑の一子(いちこ)のセリフに心を打たれることが多いのですが、今回も「はじめ食堂」が災難にあったときの一子のセリフがとても素敵だと思いました。

あたし、何となく思うのよ。災難は空から降ってくるもんだって。突然に、何の理由もなく、ドーンとね。(中略)だから災難に遭ったときは、原因を考えちゃダメ。『どうして私がこんな目に?』なんて考えても時間の無駄。元々理由なんかないんだから。そして、一番いけないのは自分に原因を求めること。『私が悪かったからこんなことになった』なんて、絶対にいけません。災難は空から降ってくるんです。雨に降られたのは人のせいじゃなくて、雨が降ったからです。人は悪くありません

生きていれば、きっと色々あるでしょう。その都度、自分を責めていては心が持ちません。起きてしまったことは仕方のないこと。原因よりも、これからどうするか。ちょうど平成から令和へかわる頃に読んだ「明日はきっと、いい日になる。」にあったスペインの古いことわざ「よりよく生きることこそが、運命への最高の復讐」を思い出しました。

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