すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『ミニマリスト、親の家を片づける』

ミニマリストのやまぐちせいこさんが、義理の両親と同居するにあたって、親の家を片づけて、わかったことがまとめられています。はじめのほうにbeforeとafterの写真が載っていて、その変わりように驚かされるとともに、大変だっただろうなと。自分の家を片づけるのと、親の家を片づけるのは、別ものだと思います。整理収納アドバイザーの準1級認定講座を受講した際、休憩時間に盛り上がった話は、親の家の片づけ問題。親には元気で長生きしてほしいですが、そのためには、安全で暮らしやすい家であってほしい。でもでも、実際は…。そして、親子だからこそ、もめて逆効果になってしまったり…。

親の家で片づけで大事なのは「安全」と「健康」とのこと。そして、こちらの考えを押し付けるのではなく、両親の考えを尊重する必要があります。本書で紹介されている「親の家の片づけ5原則」は以下の通りです。

原則1:捨てるが先、考えるのは後

原則2:片づけの「終わり」を具体的に決める

原則3:「モノごと」ではなく「部屋ごと」に片づける

原則4:「ホットスポット」は触らない

原則5:「美しい部屋」より「わかりやすい部屋」を作る

 また、14日間で親の家を片づける段取りも紹介されているのですが、一番はっとさせられたのが、最後のところです。それは「最後だからこそ油断しない。軽口に注意」ということ。ついつい、もうすぐ終わるという開放感から言ってはならないこと(すごい汚かった!とか)を口走って失敗してしまうことがあるそうです。親の家の片づけに限らず、今後、お片づけのお手伝いをするときには気を付けないとと思いました。

「汚部屋」の原因も紹介されているのですが、こわいなと思ったのが、地域性の話。都会と地方のどちらがいいかは人それぞれですし、都会だから、地方だからと一括りにできるものではありませんが、地方にありがちな問題として、「見られている」ということ。著者は、義母と先住の親戚から「近所のおばあさんがゴミ捨て場からゴミを拾って、自分の家に持って帰るのよ」という話を聞いたそうです。また、ゴミだけでなく視線も嫌で、先住の親戚は昼間でも家中の窓やカーテンを閉めて暮らしていたとのこと。片づけられない理由には、そういう問題も隠されている場合があるんだなと難しさを感じました。