すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

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本棚:『珈琲店タレーランの事件簿6 コーヒーカップいっぱいの愛』

珈琲店タレーランバリスタ 美星に今回 謎解き依頼したのは、彼女の大叔父であり店のオーナーである藻川又次。彼の最愛の妻である千恵が、生前、コーヒーカップを割ってしまった夫に激怒して一週間も家出してしまった、その理由を突き止めてほしいという、雲をつかむような話です。割ってしまったコーヒーカップ自体は、特別なものではありません。しかし、徐々に千恵の過去の行動がわかってくるにつれて、故人の過去の秘密を暴くことが本当に良いのだろうかと、美星は悩みます。そして、美星自身も消えてしまい…。

 

この本の話とはちょっとズレますが、最近、実家の片づけについての本を読んでいたので(その本の感想は明日書きたいと思います)、故人の思い出というのが気になりました。大切な人を失ってしまった後、遺品整理をする中で、故人の思い出を大切にして、残すもの、処分するものを決めたいけれど、生前に話に聞いておかないと、手がかりがなく、難しいだろうなと思いました。今回のように、気になりはしたものの、その場で聞くのが憚られて、そのまま…。今となっては本人に聞くことはできない、なんてケースもあるだろうなと思います。

ところで、このシリーズで私が毎回、気になっていたのが、美星と常連客のアオヤマの2人の関係のゆくえ。最後が素敵です。