すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『ふるさとは本日も晴天なり』

広島県の人気アナウンサー横山雄二さんの自叙伝的小説です。序章は、著者をアナウンサーの道へと導いた父親が亡くなったところからスタートします。この序章はもちろん、両親とのやり取りのところで、親の愛をすごく感じて、何度も涙しました。また、人気アナウンサーというと、とても華やかな世界に見えますが、その舞台裏では周りからの妬みもあり、人間関係での苦労もあったのだなと知りました。どんな人も、いつだって正しいことができるわけじゃなく、失敗は何度もあると思います。でも、それはなかなか人に言えないこと。悪いところは隠して、いいところだけを見せようとしてしまいますが、著者はいいことも悪いことも隠さずに書いているという印象を受けました。私は周りから妬まれるような才能があるわけでもなく、平凡で地味な暮らしをしていると思いますが、これから先、なんでうまくいかないんだろう、わかってもらえないんだろう、という状況になったときには「腐るな自分!」と言い聞かせたいと思います。

著者の少年時代の将来の夢は映画監督。当時付き合っていた彼女から、なれそうなものじゃなくて、なりたいものを目指していてカッコいいと言われます。私の場合、将来の夢は漫画家や小説家と無邪気に言っていたのは小学生の頃。将来について、なりたいものじゃなくて、なれるものを考えるようになったのは、いつからだろう…、中学か高校か。

心に響いた文章がたくさんあるのですが、そのうちの1つを紹介します。

頑張ったら、全てが報われるとは限らない。でも、頑張っておかないと、せっかく来たチャンスを逃してしまう。オレは、目の前を通り過ぎそうになっていたチャンスを、ギリギリのところで掴んだ。チャンスは、いつも自分のすぐ近くを飛び回っているのだ。