すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

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本棚:『ふいにたてなくなりました』

漫画家の山田雨月さんが、難病である皮膚筋炎になって、入院から退院とその後のお話が描かれています。それはアラフォーの鬱々としていた頃のこと。急速に筋力が落ちていって、階段は両手を使わないとのぼれないほどに。ようやく病院に行って、血液検査で引っかかります。皮膚筋炎とは、自己免疫疾患の1つで、自分を守るはずの免疫が、何かの間違いを起こして自分を攻撃してしまうものだそうです。

 

なかなか血液検査の数値(クレアチンキナーゼ)が下がらず、色々な薬を飲んだり、大丈夫なのかなと、途中、何度も心配になりましたが、退院されたときはホッとしました(入院期間は3ヶ月半とのこと)。退院後も、その病と仲良く付き合っていく必要がありますが、「何かが欠けてもべつの何処かかそれを補うように働くんだなとしみじみ思いました」とのことで、私たちの体はよくできているんだなと思いました。

私自身は、赤ちゃんの頃に、斜頸の手術で数日入院したことがある程度(本人に記憶はない)で、病気について考えたことはあまりありません。数年前に会社の乳がん検診で引っかかった時は、どうなるんだろうとあれこれ考えてしまいましたが、結果的には問題なしでホッとしました。

本書で一番考えさせられたのは、皮膚筋炎は難病ですが、傍から見たら、わからないということ。退院後に電車で座っていたところ、お年寄りに囲まれて、困ったという場面があったのですが(その後、ヘルプマークを入手してカバンにつけているそうです)、知らない人からしたら、お年寄りに席を譲らないなんて!と思えるかもしれません。人それぞれ事情があって、見た目だけで判断できないなというのは、よい学びとなりました。