すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『晩夏に捧ぐ』

「成風堂書店事件メモ」の2作品目です。今回は短編集ではなく長編で、舞台は長野です。なぜ長野かと言うと…。以前、成風堂に勤めていた元同僚の美保から、杏子のもとに手紙が届きます。現在、美保が働いているのが長野にある老舗書店。その老舗書店に幽霊が出るようになり、地元の人たちに愛されているその老舗書店が存続の危機だというのです。さて幽霊の正体とは?

本屋にまつわる謎を解くのは、成風堂のアルバイト店員の多絵。現役の大学生です。飲み込みが早く、頭がいいのだけど、手先は相当不器用。そんな多絵が成風堂でアルバイトを始めた理由も書かれているのですが、そこがいいなと思いました。

 

本屋さんで働くことが、ずっと憧れの私。子どもの頃に比べると、本屋さんはだいぶ減ってしまいましたし、本書でも本屋さんは大変なんだなと思いました。普段は、図書館のお世話になっているし(本書は、ようやく久々に図書館で借りた本です!)、以前はNHKラジオ講座の紙のテキストを本屋さんで買っていたけど、今は電子書籍にしたので、本屋さんに行くことがめっきり減りました。近くに本屋さんがないということもありますが、憧れの場所なのに全然行ってないなんて、なんて矛盾しているんだ自分…と思いました。でも、いまだにカフェとかお洒落なところが苦手な私には、待ち合わせ場所には本屋さんがベストです。相手の趣味などから、あのへんの棚かな~と想像して、予想が当たったら、もちろん嬉しいけど、外れても、こういうのも好きなんだなと新たな一面を知ることができて、それはそれで楽しいです。

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