すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

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本棚:『うちのカレー 食堂のおばちゃん7』

「空腹は最高のソースだって言うけど、想い出も同じくらい料理を美味しくするんですね。」

「食堂のおばちゃん」シリーズも7作品目に突入しました。東京の佃にある「はじめ食堂」。今回の舞台は、2019年の夏から年末にかけてです。まだまだ記憶に新しい去年のことですから、私の好きなこの「はじめ食堂」のある世界と同じ時代を生きているんだなぁと。本書を読むと、なんだか優しい気持ちになれます。優しい人に囲まれていたら、自然と優しくなれるでしょうか。

本書の後半では、二三が亡き母の思い出の料理をいくつか作ります。そして、冒頭は姑の一子のセリフです。母の手料理で私が一番好きなのが、ポテトサラダと煮物。特にポテトサラダについては、作り方を聞いておかなきゃと思っているけど、そのままです。

そしてタイトルにもなっているカレーですが 、大学生になって初めて一人暮らしをしたときのこと。ゴールデンウィークに帰省した時に久々に戻ってきた実家は、それまではよそのお家でしか感じなかった家のにおいがあって、うちってこういうにおいだったんだと、ちょっと不思議な感じに。そして記憶が確かならば、ちょうどお昼で、メニューはカレーでした。なので今でも実家でカレーを食べると、あの時のカレーと実家のにおいを感じて不思議な感覚になったことを思い出します。

私が小学生の頃は、清里にタレントショップがいくつかあって、あるタレントのお店でカレーを食べたのですが、子供の私には辛くて、美味しくありませんでした。私にとってカレーといえば、母の作るカレーと小学校の給食。全校生徒60人ぐらいの小さな小学校だったので、給食室のおばちゃんは一人だけだったのですが、「〇〇さん(←給食のおばちゃんの名前)のカレー」は、みんな好きだったなあ。

食への執着が少ない私ですが、食堂のおばちゃんシリーズを読むと、ちゃんとご飯食べなきゃなぁと思います。そして近くに「はじめ食堂」みたいな食堂があればいいなあと思います。でも、自炊は自炊でよいのですけど。