私のテーブルマナー、本当に大丈夫じゃないので、手に取りました。森下えみこさんのコミックエッセイです。
箸の持ち方は悪くないと思うのですが、ナイフとフォークが上手く使えません。子どもの頃にナイフとフォークを使う機会はほぼ無く、大学受験で友人と一緒に泊まったホテルの朝食がナイフとフォークで、苦戦。結婚式に招待されたときは、せっかくの料理も食べ方に悩む…。周りに遅れてはならじと食べることに集中し、会話がおろそかに。あとで、事前にテーブルマナーをちょっとでも調べておけばなぁと思ったり。そんな私にとって、本書はバイブルになりそうです。
テーブルマナー教室をしている小倉朋子先生による[食事七則]は、
一、フェイス・トゥ・フェイスの法則(顔を上げよう)
二、指先フォーカスの法則(指先まで美しく)
三、一口サイズの法則(自分の一口サイズを知ろう)
四、自分ベクトルの法則(刃の向きに気を付けよう)
五、ノイズキャンセルの法則(音は絶対に立てない)
六、絶景キープの法則(最後までお皿の絶景を壊さない)
七、エンディング美の法則(食べ終わった食器も美しく)
とのこと。また、食べ方が難しい料理(焼き魚、骨付き肉、エビなどなど)についてのおいしくいただくコツも紹介されています。周りへの気遣いを忘れずに、でもだからといってカチコチに緊張したりせず、みんなで美味しく楽しいひと時を味わえたらいいなと思います。そのためにも、早くコロナが収束してほしいです。