すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『環境とつきあう50話』

2005年発行の本書。今でいうマイバッグの買い物袋持参の話は載っていますが、ペットボトルのところではマイボトルの話はなく、この15年でも変わってるんだなと思いました。今ではマイボトルを持参している人をよく見かけますが、以前は水筒というと、遠足とか部活動の時のものといったイメージがありました。高校時代、甲子園の地方大会の応援にはいつもペットボトルを凍らせて持って行ってましたが(お茶はいいんですけど、甘い飲み物は甘いところから溶けていくので、味が変わってよろしくありません…)、保温機能のある水筒だったら、わざわざ凍らせる必要もなかったんだなと。

 

今ではスーパーで普通に回収している牛乳パックですが、山梨県大月市の平井初美さんという方がはじめられたとは知りませんでした。平井さんは、地域のお母さん方と自主的なグループをつくり、高校生、大学生、お年寄りをまじえ、子どもの教育、子育てなどについて語り合っていたそうです。地球環境問題が語られるようになり、牛乳パックを教材にしました。当時、牛乳パックは、回収した新聞紙などに混入させてはならない禁忌品の1つと思われていましたが、平井さんはあきらめず、再生できる製紙会社を探しあてました。富士山をはさんで南側にある富士市の製紙工場では、使用済みではなく使用前のパックからラミネートフィルムを上手にはがしてトイレットペーパーの原料にしていたのです。会社としては、手間暇がかかるけれど、平井さんの熱い思いにこたえて、洗って乾かすことを条件に、受け入れてくれたそうです。

平井さんの熱意と行動力は素晴らしく、そういう方が世の中をよくしているんだなと感動しました。平井さんと同じようなことはなかなかできないけれど、それでも彼女も一人ですべてやったわけではなく、周りの協力もあってのことだと思います。自分が主導して何か大きなことをやろうとせずとも、一人ひとりの少しの行動で世の中はより良くなっていくのだと思います。