すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『50代からやりたいこと、やめたこと』

私はもうすぐ40代に突入します。今のところ、50歳で早期退職して、地元に戻って田舎暮らしを満喫するというのが小さな目標ですが、そのためにはまず何よりも健康でなくてはいけないし、お金の心配もないのが望ましいです。そのため、50歳になるまでの10年間が大事だと勝手に思っています。とはいえ、50代になった時の自分がどのような状態であるかは分からないし、今までなんとなくこれまでの延長で考えてきたけれど、そこんところどうなの?と「50代」というフレーズにけっこう敏感です。

 

本書を読んで、そうか!と納得したというか、安心したことの1つが「大人とは、大人のフリができる人」ということ。著者の金子さんは、50歳を過ぎてこんなことをやっていてと不安になることもあるそうですが、あるときから、自分の中身はずっと10歳なんだからと思うようになったそうです。子どもの頃、想像した30代なんて、すごく大人だったと思うのですが、実際、30代も終わりを迎えている私は、外見はどうであれ、中身はまだまだ子どもで、周りのみんなはしっかり大人なのに…と思っていました。なので、私だけじゃないんだなと安心しました。みんな中身は子どものまま、でも、子どもの自分むき出しでは周りはびっくりするし、何かと大変な部分もあるでしょうから、大人のフリが必要。ただ、自分の中に子どもの部分もあるからこそ、新しいことにチャレンジしたり、ちょっとしたことではしゃいだり、日々楽しく過ごすこともできるんだなと、子どもの自分も大切にしたいなと思いました。

そして、もう1つ安心したことは、実家の片づけの話。著者は片づけに関する本も書いているほどですが、一方のお母様は新し物好きで、どんどんモノを買うけれど、片づけのことは考えず、モノが増えたら収納を増やせばいいという考えの持ち主だそうです(このお母様と実家に著者の片づけの原点があるそう)。著者が整理分類して片づけようとすると「モノを捨てるな!掃除だけすればいいよ!」と言われ、喧嘩になるそうです。何度か衝突を繰り返してきたそうですが、50歳になる頃から、ある程度あきらめの境地に達したそうです。実家は母のテリトリーであり、母には母の生き方がある、母の意思の及ぶ最期まで、そこに立ち入るべきではないと考えるようになったそうです。とはいえ、ただ手をこまねいているわけではなく、お母様の唯一の片づけのモチベーションは「もったいない」なので、使い道さえあれば、ため込んだモノをどんどん提供してくれるそうで、妹さんとともに「これいいね!ちょうだい」などと言っては持ち出しているそうです。

整理収納アドバイザーの資格をとったものの、一番片づけたいのは実家で、でも、ケンカになっても嫌だしと思い、片づけを強く言ったことはなく、一人で勝手にイライラしたりして…。最後は自分が片づければいいやと思いつつ、なんだかモヤモヤしていたのですが、安心しました。

10代の頃は、自分が年を取った姿なんて想像できませんでしたし、長生きなんてしたくないなんて、気軽に思っていました。体力が衰えていくのはやはり嫌だけれど、未来はどんな世界か見てみたいというのはあります。ありがたいことに両親ともに健在ですが、いつまで一緒にいられるか分かりません。これから先も、いい歳した大人のくせに色々なことに悩んだりすると思いますが、他の動物たちと同じように、今を生きるということを大切にしていきたいなと思っています。