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本棚:『お母さんは、だいじょうぶ 認知症と母と私の20年』

著者は、忘れてしまう病気になってしまった大好きなおばあちゃんを、小学生のつばさくんの視点から描いた絵本『ばあばは、だいじょうぶ』の著者の楠章子さん。

 

タイトルにあるように著者のお母さんは認知症を患っています。お母さんの様子が少しおかしいなと感じたのは20年ほど前。お母さんは60歳を過ぎたばかりで、著者は25歳だったそうです。初期の頃は、ごく親しい人にしか、お母さんが認知症であることを話さず、隠していたそうです。自分の親が認知症になったら、とても受け入れがたく、本人も家族も認めたくないのが普通ではないかなと思います。まして、著者は当時まだ25歳。自分の25歳の時を振り返ってみれば、まだまだ社会人になりたてで、親のことよりも自分のことで頭がいっぱいだったと思います。

認知症については、ただ怖いイメージしかありませんでしたが、進行を遅らせる薬があったり、介護保険で受けられるサービスも色々あるそうです。認知症に限りませんが、悩みは一人で抱え込まないのが一番だなと改めて思いました。

お母さんの主治医の先生は、すみれの会という「認知症お悩み相談会」を月一回開催されているそうです。そしてこの会では、認知症のご本人が ご家族と一緒に参加されているそうです。本人が認知症だと自覚し、悩みをみんなの前で話すという、そのような会もあるなんて素晴らしいなと思いました。悩みを共有する仲間がいる、相談できるネットワークがあるというのは、とても心強いと思います。

自分をよく見せるのも大事だけれど、悩みをオープンにして、同じ悩みを抱える誰かが少しでも楽になれば嬉しいと考えられるように、私もなれたらいいなと思います。