すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

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本棚:『神去なあなあ夜話』

高校卒業後はフリーターになろうと思っていたところ、三重県林業の現場に放り込まれた平野勇気。そこでの一年を綴ったのが『神去なあなあ日常』です。そして、本書はその翌年のお話。勇気もだんだん神去村の人間になってきました。

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林業がどんな仕事なのか、ちゃんとわかっていませんが、木や山が相手ですから、すぐに結果が得られるものではなく、これまで代々やってきた結果が今にあり、いま自分たちがやっていることが後世に受け継がれるというのは壮大だと思いました。たとえば50年後、100年後を見据えて仕事をしている方は、世の中にどれほどいるでしょう。

 

本書の第一夜は、神去村に言い伝えられている昔話。子どもの頃、「まんが日本昔ばなし」が好きだったなぁと思い出しました。また、母方の祖父の家に泊まった時に、祖父から昔話を聞くのも好きでした。戦争の話はあまり聞かなかったけど、母や伯父さん叔母さんが子供の頃の話とかは、なんだか新鮮でした。未来の世の中も楽しみではあるけれど、昔話も聞きたくなりました。

 

勇気が名古屋でクリスマスプレゼントを買うシーンがあるのですが、それまでプレゼントはもらったから返すというような義務っぽい感じに思っていたのが、プレゼントを探すのはわくわくすることだと初めて知ります。ただただ純粋にプレゼントしたいというときのプレゼント探しは、確かに楽しいのですが、そうではない場合もあって…。モノを減らしていく中で、純粋に贈り物をしたいと思った時だけ、プレゼントできればいいのになと思ったことが何度かあります。

大都会も田舎も、いいことばかりではないでしょうが、やっぱり大事なのは、人のつながりだなぁと思うので、どこに住もうとも、そういう繋がりが作れればいいなと思いました。

 

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