著者は『これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~』シリーズの青木裕子さん。本書の主人公の藤本あすみは森若さんとは大分ちがっていまして…。
大手企業の正社員だったあすみですが、結婚を機に退社。…のはずが、彼氏はあすみが退職した日に最後のLINEを送って、消息不明。飲食店のオーナーというのは嘘で、ただのバイトだったと後で判明。あすみに残ったのは、クレジットカードの借金と高い家賃。はたして、クレジットカードの借金と家賃を滞納せずに払えるのか…。
あすみは「ヨガやろうと決めたらすぐにジムに申し込みして、ヨガウェア三着買って、それで満足して初回しか行かないタイプ」ですから、収入が途絶えたら大変です。しっかり者の親友の仁子から言われたのは「ハロワへ行く」「カードを折る」「家計簿をつける」の3つ。さてどうなることやら。
ありがたいことに新卒で正社員で15年ぐらいになります。はじめて給与をもらったときは、まだ新入社員研修中だったこともあって、こんなにもらっていいの?と嬉しかったのですが、毎月決まった収入があるのはありがたいなと改めて思いました。
あすみは仁子に言われて家計簿をつけ始めますが、子どもの頃のおこづかい帳に始まり、ずっとつけてはいたのですが…。一時期はちゃんと月ごとに食費やら日用品代やらを計算していたのですが、面倒臭くなって、ただ書いてるだけの状態で…。その後、去年からマネーフォワードを使い始めたら、簡単にグラフで表示されますから、今月は食費が多かったなぁ~とか、毎月だいたいこのぐらいの金額があれば生活できるのかとか、把握できるようになりました。
やっぱりお金は大事ですね。でも、全てではないですけど。