すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『やっぱり、このゴミは収集できません』

お笑い芸人かつゴミ清掃員でもある滝沢秀一さんの本です。図書館の新刊コーナーで見つけて、ゼロウェイストが理想の私は興味津々。本書の前に『このゴミは収集できません』があって、蔵書を調べたら、こちらは別の館にあったので、早速予約しました。

 

ふだん他人様のゴミを見ることはないですから、他のお家ではどんなものがゴミに出されているんだろう…。ゴミを見れば、どんな生活をしているか、確かによく分かりそうですし、世の中をリアルに反映しているのでしょう。

さて、興味深かったのが「超金持ちほどゴミは少ない」ということ。しかも、ゴミ出しもきちんとされているとのこと。ゴミの多さはムダ(無駄遣い)の多さの表れだと思っているのですが、お金持ちの方が、無駄なことにはお金を使わない?、お金の使いどころを見極めている?、モノよりコトにお金を使っている?などなど、理由を考えてみましたが、ライフスタイルが違うのであくまで想像です。出すゴミの種類も違うでしょうが、1つだけ真似できること、それはゴミを少なくするということ。今後もゼロウェイストに向けて取り組んでいこうと心を強くしました。以前読んだ『少ない予算で、毎日、心地よく美しく暮らす36の知恵』の中に、ゴミの少なさはステータスとあったのを思い出し、本当にそうなんだなと思いました。なお、本書によると

・高級住宅街にも上中下ランクがあり、出るゴミと質が違う。

・米兵は位によってゴミの出し方が違う。

・ゴミを分別しない会社は六年以内に潰れている。

 だそうです。ゴミの出し方は、習慣みたいなものであって、習慣は本性ですから、なんとなくわかるような気がします。

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本書を読んで一番ショックだったのは、食品ロスの話。ぜひ、ここだけでも多くの人に読んでほしいです。お中元と思われる賞味期限もずっと先の高級品がゴミとして出されているとか、新米シーズンになると、まだ全然食べられる古米がゴミに混じっているとか…。食品ロスを減らすために賞味期限の表示を年月日から年月までに変えたり、賞味期限が長くなるように鮮度保持のために企業が努力していたりするけれど、もっと大きな問題があったのだと。賞味期限が切れてなくても、高級品だろうと、ゴミとして捨てられるという現実。もらいものを人にあげるのは悪いと思うのかな?とか、人にあげるのは損する気分だからゴミとした方がマシとか思うのかな?とか、いろいろ考えてしまいました。アレルギーで食べられないものなどもあるでしょうが、「食べ物を粗末にするな」とは最近あまり聞かなくなりました。日本では一年間にまだ食べられるのに捨てられている食べ物が612万トンで、その約半分は家庭からというのは『捨てられる食べものたち』のところにもありましたが、2018年に国連世界食糧計画(WFP)が、世界中で飢餓に苦しむ人々に行った食糧支援量は390万トンだそうです。いったい私たちは何をしているのでしょう…。

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「いらないものはゴミに出せばいいやー!」とは言ってられないなと、本書を読んで強く思いましたが、最終処分場を実際に見たら、もっと衝撃を受けるのでしょう。要らないものを捨てることは必要だと思いますが、まずは要らないもの(となりそうなもの)を買わないのがもっと大事だなと思いました。