すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『誰にも探せない』

祖母同士が幼友だちたった晶良と伯斗。小学5年生になった年の春。2人は祖母たちの会話を襖越しに聞きます。それは、かつての同級生の女の子の出身の村の話。戦国時代、武田家を支えていた重臣の信君、のちの穴山梅雪。その女の子がいた村は梅雪の隠れ里といわれ、武田家の財宝が眠っているらしい…。2人の埋蔵金探しが始まりますが、あるとき、伯斗が「やめた」のひと言で手を引き、晶良もひとりでは続けられず、自動的にリタイア。そして、2人の距離も離れていき…。しかし、大学生になった晶良のもとに現れた伯斗は、再び埋蔵金を探さないかと言います。

 

子どもの頃に見ていたテレビ番組「ギミア・ぶれいく」(番組のタイトルは忘れていて、調べましたが…)。その中のアニメ「笑ゥせぇるすまん」が好きで見ていたのですが(変わった子どもだったかな?)、徳川埋蔵金のもやっていましたね。どうせ見つからないのに、どうして長々やるのだろうと思っていました。子どもの頃からそんななので、埋蔵金自体には興味がないのですが、物語の舞台が地元山梨となると、ちょっと興味がわきまして…。実のところ、手に取った時は、「甲斐の国」とはじめにあったので、地元じゃん!と思いましたが、埋蔵金まで考えが及ばず。晶良の通っている大学の設定って、あの大学だよなぁ~とか思ったり。でも、山梨県民とは言え、信玄公祭りには一度も行ったことがない私は「こいひめ」と聞いても「湖衣姫」に変換されず…。

 私の場合、埋蔵金よりも、今はもうない、それこそ誰にも探せない隠れ里に興味がわきました。例えば、過疎化が進んで、かつては大勢の人が住んでいたが、今はほとんど人が住んでいない村などは実際にあるのでしょう。そういう話を聞いたときの、あのなんとも言えない感じ。子どもの頃、何人かで探検と称し、廃墟となった そこそこ大きな建物に入った時のことを思い出したり。誰も住んでいない建物、それが大きければ大きいほど、心がざわざわします。そういえば、散歩コースの中で、もう何年も空き家だよな~と思うお宅があり、電車からも見えるので、ずっと気になっていましたが、去年、取り壊されて、新しくアパートが建ちました。そうやって時代は変わっていくのね、なんて思ったり。