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本棚:『就業規則に書いてあります!』

社会人2年目の平河東子。新卒で大手企業のN建設に就職するも、組織的な不正の隠蔽があり、周りがリストラされていく中、東子も退職。そんな東子へ手を差し伸べてくれたのは、東子が唯一相談できた叔父。前職の経歴を生かし、労務管理者として働くことになりますが、新しい会社は残業なんて当たり前の下請けのアニメ制作会社。職場環境よりも納期を守ることが第一で…。また、東子が前職を退職する際、相談できたのが叔父だけだった理由とは?

 

世の中には色々な仕事があって、給与も勤務時間も色々だと思いますが、給与が安くても、勤務時間が長くても、休みがなかなか取れなくても…、好きだから、やりがいがあるから、夢だから…、そういった理由で働いている方も多いと思います。自分の好きなことで、さらに得意で、しかも儲かる仕事ができれば万々歳ですが、現実はなかなか…。嫌いなことだったら、すぐに拒否反応が出るのでしょうが、好きなことだと限界がわからずに頑張りすぎてしまうこともあるんだなと知りました。

本書の東子は、前職で労務管理の仕事は『他者への共感』が大事だと先輩から教わります。目に見える成果や数字として利益が出るものではないからこそ、他人を思いやって、その人の立場に立って、彼らが働きやすい環境を整えてあげることが、労務管理の仕事だと。これまで労務管理についてよくわかっていませんでしたが、大事な仕事なんだと分かりました。

ところで、タイトルにもある就業規則。新入社員研修の時に渡されましたが(近頃はペーパーレスのためか渡さないみたいですが)、数年前の断捨離で廃棄してしまいました。私より、数年上の上司はしっかり持っていて、すごい!と思ったのですが、本来は退職時に返却するようで…(ない場合は返却しなくてもいいらしい)。そして、就業規則をしっかり読んだのは、恥ずかしながら半年ぐらい前のこと(副業に関して知りたくて)。東子のセリフによれば、就業規則とは社員が会社のルールに従うものであると同時に、会社側が社員に健全な職場環境を約束するものでもあるので、しっかり把握しておかないといけないですね。