すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『新しい時代のお金の教科書』

ちくまプリマー新書の1冊でして、ちくまプリマー新書とは学生の学びに役立つテキストや大人の学びなおしに対応しているそう。本書はお金についての本ですが、難しいところもあったけれど、総じて分かりやすく、面白かったです。私のこれまで読んできた本に偏りもあるのでしょうが、お金の本というと、どちらかというとお金の増やしかたとか、節約の仕方とか…そういうのが多かった中、本書は未来のお金について書かれているので、とても新鮮でした。そして、未来を語るためには、これまでのお金の歴史の話もありますし、ピカソがお金持ちだった理由は、なるほどなぁ~と今の時代でも参考になると思いました。

 

著者は軽井沢と六本木の二拠点生活をしているそうなのですが、六本木は完全なる貨幣経済、一方の軽井沢は非貨幣経済だそうです。どういうことかというと、軽井沢ではお金は役に立たず、つながりがなければ何も手に入らない。逆に六本木ではお金があれば何でも手に入るそう。

ところで、20世紀のビジネスの基軸は標準化・画一化・習慣化の3つで、その結果、衣食住などの基本的な生活インフラは余剰の状態(生存欲求が満たされた状態)にあります。一方、21世紀のビジネスは生存欲求の上段の欲求である承認欲求を満たす、多様化・個別化・肯定化が基軸となるそうです。

モノからコトの消費へシフトしてきているというのは、シェアリングとかサブスクリプションとかから、何となく感じていますが、本書を読んで思ったのは、環境問題も1つの理由として挙げられるかなと。本書には、環境問題のことは書かれていませんが、モノへの執着が希薄となり、大量に所有しなくなれば、ゴミも減るのでは?と思いました。私がゼロウェイストと叫ばなくても、世の中は自然とよい方向に流れていくのかな…と。

さて、未来のことはどうなるか、私が生きているうちにどのぐらいの変化があるのか、それは分かりませんが、これまで学んだことも含めて、今後、お金の形態がどうなろうとも、利他心を持つこと、信用貯金を貯めること、つながりを大切にすること、時間の価値を十分に認識して使うこと、健康を大事にすること(なんといっても体が資本)を心にとめて行動していこうと思いました。