すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『アリエリー教授の「行動経済学」入門』

本書はNHK人気番組の書籍版『お金と感情と意思決定の白熱教室』を改題・文庫化したものだそうです。行動経済学、とても面白いですね。

 

意外だったのが、ゴミのポイ捨ての話(やはりゴミに注目してしまうんで)。ゴミをポイ捨てしようとしている人が、周りにまったくゴミが落ちていない場合、ゴミがひとつだけ落ちている場合、ゴミだらけの場合、この3つのうち、ポイ捨てする確率が一番低いのはどれか?という実験があるそう。おそらく、まったくゴミが落ちていない場合と思う方が多いのではないでしょうか(私もそうです)。答えは、ゴミがひとつだけ落ちている場合だそう。ゴミだらけの場合は自分もやってもいいと思うのは予想通りかと思うのですが、ゴミがひとつだけだと、ゴミを捨てる行為が際立ってしまい、こんなひどいことはやるまいと思うそう。一方、ゴミがまったくないと、逆に、ポイ捨て行為が許されるのかどうかが曖昧になってしまうそうです。

感情の話では、世界で起きた大災害や、世界規模の病気などに対してアメリカ人が行った寄付金のグラフがあるのですが、被災者や患者の人数が少ないほど寄付金が多く(例:9.11やハリケーンカトリーナ)、被害者の人数が多いほど寄付金が少ない(エイズマラリアなど)です。問題が大きくなるほど、人々の関心は小さくなってしまうのです。そして、物事を統計的に、数字の問題として捉えた途端、私たちの感情のスイッチは切れてしまうそうです。何かの支援をお願いしたい場合、どれほど深刻な状態であるか、数字で規模の大きさを表したくなりますが、自分ができることなどあるだろうか、となってしまいます。そのため、環境問題などは、人々の感情に訴えて行動に移させるのは難しいのだなと改めて思いました。

少し暗くなってしまいましたが、自分をコントロールする方法(ダイエット成功!)とか、お金の話とか、仕事のモチベーションを高める方法などは、参考になりました。