すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『クローバー・レイン』

老舗で大手の出版社「千石社」に勤める彰彦。他社の新人賞贈呈式で久しぶりに会った担当の作家。ひょんなことから読ませてもらった原稿は、一読して本にしたいと思った。しかし、千石社では売れていない作家はノーサンキューで…。

 

千石社は先日読んだ『プリティが多すぎる』の主人公が働いている会社でもあります。でも、書店まわりの営業の場面があるので、『成風堂書店事件メモ』シリーズや『出版社営業・井辻智紀の業務日誌』シリーズの方を思い出しました。あぁ、読みやすいなと思ったのと、この作品すごく好き!と思いました。

その営業ですが、営業のエースの若王子のセリフに「分け隔てなく平等で無難な愛なんかじゃ、人は動きません」というのがありまして、好きです。分け隔てあって不平等な愛、すなわち偏愛。わたしのエコ偏愛(最近書いてないですが…)も誰かの心を動かしているかしら?いや、ただ引かれているだけかな…。

世の中には膨大な数の本があって、たとえいい作品であっても、知られなければ売れないし、売れて有名になったとしても、ずっと売れる作品を生み出すのは大変なことでしょう。また、今の時代、誰でもKindle出版できて、それはすごいなぁと思うのですが、出版社から出される本は、多くのプロが携わってできた作品で、やはりクオリティが高いなと思います。

愛情込めて生み出された作品。多くの人がよい作品に出会えればいいなと思います。

 

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