すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『農ガール、農ライフ』

沢久美子は、大学卒業後、中堅の住宅メーカーに就職したものの、27歳の時に倒産。転職先がなかなか見つからず、派遣会社に登録。いろいろな職場で働くも、派遣切りにあったその日、同棲して6年にもなる修から「結婚を前提につきあっている子がいるんだ」と言われ…。住む場所もなくなり、途方に暮れる中、テレビで見たのは『農業女子特集』。久美子はいつの間にか農業に興味をひかれていって…。

 

 『人生の楽園』が好きでよく見ているのですが、第二の人生で農業を始める方は多いので、久美子が農地を借りるのに苦労する場面に驚きました。全然知らなかった…と。実家が農家だとか、地元だと違うのでしょうが、どこの馬の骨ともわからないやつには貸せない…。貸す立場からしたら確かにそうなのでしょう。お金よりも、信用やコネが大事なんだな、憧れややる気だけでどうにかなるものでもないのだと思いました。田舎というと、自然豊かで、ご近所づきあいがあって等々、思い浮かびますが、田舎ならではの厳しさもあるということを忘れてはいけないなと。

ちなみに、久美子は農業大学校に通い、新規就農コースを卒業後、農地を借りるのが大変だと思い知らされます。同じように資格を取るまではいいものの、資格を取ったからといって、すぐにどうこうできるわけではない、というのは多いと思います。逆に資格がなくても、できるものもあるわけで。私の場合、何かを始めようと思った時、まず資格を!と思ってしまうところがあるので、そこはよくよく考えないといけないなと思いました。

 

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