すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『Team・HK』

HKとはHouse Keeperの略。平凡で取り柄がない(と自分では思っている)美菜子が、私にもできるかもと思って始めた仕事はハウスキーパー。Team・HKを率いるのは、ひょろりと背の高い黒いフレームの眼鏡をかけた真冬野日向。そしてメンバーはもちろん、客で有名作家の那須河闘一など、個性的な面々に囲まれて、やりがいを感じるも、美菜子には事件を引っ張り込む性質があるようで…。

 

整理収納アドバイザーの資格を持っていますが、これはハウスキーピング協会が認定の資格でして、ハウスキーピングという言葉に馴染みができました。片付けは好きだけど、掃除は苦手…ではありますが、興味はありまして、タイトルを見て、「絶対わたしが好きなやつだ!」と思い、手に取りました。

美菜子の娘の香音が、他所の家の掃除なんてお洒落じゃない、不細工な感じと言う場面があります。しかし、その後、美菜子の夫の慶介が、「そんなもの仕事といえるか」「誰にでもできる簡単な仕事でしかない」等、けなした時、香音が「じゃあ、パパ、やってみなさいよ」という場面、スカッとしました!

挨拶が人間関係の基本ならば、掃除は暮らしの基本だと思います。国や文化によって、掃除の位置づけは異なるかもしれませんが、掃除は下の者がやるもの…ではなく、みんながやるもの、むしろ上の人ほど、掃除をきちんとし、環境を整えるべきだと私は思います。掃除はものを大切にすること、そして、その場所で生活する人を大切にすることだと思うのです。

 

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