すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『わんダフル・デイズ』

生まれ故郷の奈良市で看護師として働いていた歩美が、西多摩市にある盲導犬訓練施設で働くようになって二カ月。指導監督としてついたのは、王子様というあだ名をもつ阿久津。イケメンで訓練士としては優秀であるけれど、あまり人と打ち解けようとしない、やや気難しい性格。そんな2人はちょっとした事件に巻き込まれ…。

 

図書館の新刊コーナーにあって、犬より猫派の私は「ふ~ん」と、とりあえずパラパラめくってみたのですが、数秒後、これは読まなきゃ!と。というのも、出だしが「よっこい庄一」だったんです。主人公の歩美は、まだ20代、しかも美人らしいのですが、亡き祖父の影響で、古いギャグをたまに口走ってしまうのです。合点承知の助とか…。

大学の頃の同期の1人が八百屋の息子だったのですが、おやじさんが親父ギャグが好きで、店の広告や値札にもギャグがちりばめられていたとのことで、その同期もたまに「よっこい庄一」と言いながら椅子に座ったり。この「よっこい庄一」は、なかなか耳に残るようで、地元の友達の車に乗せてもらった時に思わず言ってしまったら、彼女も「あぁ、なんか私も言っちゃいそう…」と。口には出さないように気を付けているけれど、いまだに心の中では「よっこい庄一」使っています。

ギャグはさておき、本書の中で「犬というのは今この瞬間を生きている。だから明日のことを考えたり、昨日のことを思い出したりしない」というセリフがあります。過去や未来をあれこれ思うのは決して悪いことではないけれど、それにとらわれ過ぎていることもあり、マインドフルネスは他の動物に見習った方がいいのかもしれないと思うことがあります。今を生きるって強いなと。

あいかわらず猫派ではあるけれど、犬もいいなというか、比べるものじゃないんでしょうね。