すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『校閲ガール ア・ラ・モード』

今回は、校閲ガールである悦子のまわりの個性的な面々が主人公のスピンオフ。森尾、米岡、藤岩、貝塚にエリンギも!みんなそれぞれ苦労があるんだなぁと思うとともに、悦子は今回脇役ですが、所々で出てくるセリフがいいです。口は悪いけど、ちゃんと夢や考えがあって、ブレがなくて、仕事はきっちりこなして、校閲で得た知識もしっかり吸収していて、だからまわりから愛されるのかな、なんて思いました。

 

子どもの頃、「毎日会社に行くなんて嫌だな」という、ぐうたらな理由で、家で仕事ができる漫画家や小説家がいいなぁ~なんて安易に思っていた時期があります(本当は、仕事しないで暮らせるならどんなにいいかと思っていました)。まぁ、今となっては、在宅でできる仕事は他にもあると知りましたし、コロナにより会社員でもテレワークするようにもなりましたが…。そんな不純な動機だったにもかかわらず、自分に書ける才能があったらなぁと、いまでもちょっと思います。とはいえ、何か書きたいものがあるわけではなく、やはり自分は読む方の人間なのだろうと思います。読むのは楽しいしお手軽だけれど、作るのは大変なんだろうなと最近は思うようになりました。それは、出版社が舞台の作品を何冊か読んだからでしょうか。

「人って自分の居場所ではないところからは、必ず逃げるものなのよ」というセリフが出てくるのですが、私の居場所ってどこかな、これから先、違うところへ行こうとするのかな、とふと考えました。

 

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