すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『麦本三歩の好きなもの 第一集』

大学の図書館に勤める麦本三歩。食べることが好きで、言動におかしなところが多々あって、ミスが多くて先輩からはよく怒られて、でもすぐ忘れて…。そんな三歩の何でもない日々には、好きなものがいろいろあって。

 

「好きなもの」と聞いて、頭に浮かんだのは、数年前、ピアノで弾いたMy Favorite Things(私のお気に入り)。このタイトルよりは「そうだ京都、行こう」の方がイメージが強いですが…。楽譜にもよるかもしれませんが、繰り返し部分が多く、くどいかな?とも思ったのですが、お気に入りがそれだけたくさんあるってことだ!と思うように。大好きな曲となりましたが、今となっては弾けません…。

三歩の職場には、怖い先輩(三歩の指導係)、優しい先輩、おかしな先輩と三歩が勝手に呼んでいる先輩たちがいます。なので、先輩たちの名前は分からないのですけど…。ずっと本を借りっぱなしだった男子学生が、電話で何度か返却催促するも、結局見つからず弁償することになったのですが、ぼろぼろの本を無くして金払わされて…と友人たちに言った時の優しい先輩のセリフが素敵だなと思いました。

長い時間をかけていたんできたものには、それを大切に扱ってきたたくさんの人と、それを守ってきた人がいます。新品のものよりも、たくさんの人の愛情が、仕事がそこにかけられているんですよ。

古いものには、新品にはない良さがあって、自分の持ち物も大切に長く使おうと思いました。それから、三歩がブルボンへの愛を語るセリフも素敵です。ブルボンの本社の場所を知らず、そんなことも知らないなんてとブルボン愛を疑われると(といっても、ただの戯れなのだけれど)、知識や情報以外のところでしっかりと愛を持ち、誰にも否定されないものだと思う、と愛を語ります。知識の多さが愛の大きさと勘違いしてしまうことあるよなぁ、でも、そうじゃないこともあるよねと。

さて、私の好きなものは何だろう?朝は納豆ご飯で幸せを感じ、「牛さんありがとう」と思いながら牛乳を飲み、がんもどきとクルミのマイブームは継続中。図書館の本を、角が折れてるのを見つけたら、戻しながら読むのが好き。冬は湯船と布団の中が天国。散歩中に猫を見かけると、体をひねりたくなるぐらい胸が弾む(嫌われたくない&変質者と思われないように素知らぬフリを通すけど、心の中ではモフモフ~!と絶叫)。なんだか、そこそこ幸せのようです。