すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『お待ちしております 下町和菓子 栗丸堂』

浅草にある明治から四代続く老舗の『甘味処 栗丸堂』。四代目の栗田仁は両親の事故死により、大学に休学届を出し、製菓技術の専門学校に通い、店を継ぎました。栗田の和菓子職人としての腕はいいのですが、客足は減ってしまい…。そんななか馴染みの喫茶店のマスターから紹介されたのは『和菓子のお嬢様』と呼ばれる葵。葵はどこかの令嬢といった雰囲気ではありますが、脱力系美人でどこか変わっていて…。

 

『和菓子のアン』シリーズで、和菓子が好きになりましたが、和三盆と落雁の違いとか、カステラが和菓子だということなど知りませんでした。最初のお話の中で、代々の店主が売り物でもない干し柿を毎年作っていた理由を栗田が理解する場面があります。甘いものは美味しいですが、自然の甘さを超えるものはやっぱり度が過ぎてるんだろうな、なんて思いました。

葵のセリフに「好き嫌いや食わず嫌いを直す一番の方法は、当事者にすること。(中略)食べ物って自分の口に入るものですから、それについて確かなことを知らないのは、自分を粗末にする行為かなーと」というのがあります。ふだんは残すのに、自分で作った料理なら、残さず食べるというのは、よくあるかなと思います。そして、自分が育てた食物なら、形が悪くとも、なお一層美味しいんだろうな。そして、自分の口に入るものなのに確かなことを知らないというのは、出来合いのものを買って食べるだけだと、そうなるかなと思ったり。ズボラ弁当ではあるけれど、自分で作ったものなので、何が入っているか分かっているし、砂糖を使わないとか自分でコントロールもできます。そして、食堂で食べるより安上がりなので…、なんだかんだで弁当持参が続いてます。

それにしても、またシリーズものに手を出してしまいました。