すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『ギフトエコノミー』

お金によってではなく、無償での「贈与」や「分かち合い」によって、モノやサービスが循環するギフトエコノミー。対価をともなうシェアリングエコノミーとは別物です。

 

本書の訳者は、『ゼロ・ウェイスト・ホーム』や『プラスチック・フリー生活』と同じ服部雄一郎さん。服部さんが書かれている部分もありまして、最初の方に日本にもあるギフトエコノミーの紹介も。日本での「買わない暮らし」の代表格は映像作家の田中トシノリさんが中心となって尾道でスタートした「オカネイラズ」というフェイスブックグループだそう。なんと私の地元、山梨県甲府市でもありました!まずは身近な人たちとギフトエコノミーができればとフェイスブック始めようかと…(今までやってなかったんです)。垣谷美雨さんの『姑の遺品整理は、迷惑です』でも、人とのつながりが大事だなと思いました。

断捨離にハマっていた頃は、色々なものを手放しましたが、罪悪感がなかったわけではなく…。まだ使えてきれいなものは、リサイクルショップに持って行って小銭を稼いでいましたが、売るとなると、たいした金額じゃないとなんとなく嫌な感じなんですよね。一方、子どもの頃に買ってもらった、けっこう何色もあった水で塗らすと絵具で描いたようになる水彩色鉛筆のセットを友人の子どもにあげたときは、新しいお家が見つかったと嬉しかったです。従姉妹の中では私が一番下だったから、おさがりの服はよくもらったし、「りぼん」や「なかよし」の付録ももらったし。大人になってからは、友人と本の貸し借りぐらいかなぁ…。年に数回ぐらいしか出番がないものを各家庭で持っている必要はないと思うし、レンタルもいいけど、すぐ近くで貸し借りできたら、輸送にともなうエネルギーも最小限になります。

ギフトエコノミーでやりとりするのはモノだけでなく、技能や時間も。あなたにとっての要らないものや朝飯前のことが、だれかにとって必要なモノやコトかもしれません。以前、帰省で友人に会ってお土産のお菓子を渡した時、お菓子の入っていた紙袋を一緒にあげたら、雑がみを捨てるのに助かる!と喜ばれました。紙袋って、よく家庭にたまっているものというイメージがあったのですが、何が欲しいか、要らないかは人それぞれなので、発信してみないのはもったいないかもしれないなと。