すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

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本棚:『名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは食べながら謎を解く』

東京生まれの主人公、鏡味龍。名古屋の大学に通うため、祖父母が営む名古屋駅西にある老舗の喫茶店ユトリロに下宿し、名古屋めしにも詳しくなってきました。本書は久々のシリーズ3作品目です。

 

本書のはじめに2016年に名古屋市が実施した、あるアンケート調査の結果が紹介されています。それは「都市ブランド・イメージ調査」なるもので、国内主要八都市の住民に調査したものだそうですが…。名古屋市は「最も魅力的に感じる都市」では最下位、「最も魅力に欠ける都市」で最上位となったそう。とはいえ、本書は著者の名古屋愛をひしひしと感じます。名古屋好きの方はぜひ。

本書ではコロナが反映されておりまして、コロナ禍について「自分が信じていたことが間違っていたかもしれないと思ったら、すぐに立ち止まって考え直す。そして間違いは修正し、正しいと判断できる方向へと転換する。(中略)それと気を付けなきゃいけないのは、一足飛びに結論を出すような言説は疑うこと。こういう状態が長く続くと耐えられなくなって、どうしても安易な結論に縋りたくなるんだ」といったセリフがあり、深く心に刻もうと思いました。変化にうまく対応できるかどうか…、気のせいとか、たまたまとか言い聞かせて、ついつい楽な現状維持を選んでしまいそうになりますが、「チーズはどこへ消えた?」にもあったな…と思い出しました。

今回登場した名古屋めしは、小倉トースト味噌煮込み、ひきずり、台湾ミンチなごやん。シュガーフリーを心がけていると言いつつ、小倉トーストなごやんが食べたくなりました。また、七宝焼が出てきて、そういえば小学生の頃、学校でキーホルダーを作ったなと思い出し、今度帰省した時に(いつになるか分からないけど)、探してみようと思いました。