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本棚:『うまいことやる習慣』

中村恒子先生は精神科医のキャリア約70年。勤務医として、なんと88歳までは週6日フルタイムで働いていたそうです(その後、週4日のフルタイム勤務となったそう)。週5日のフルタイムで勤続約15年ですが、勤務時間長いわぁ~、週休3日がいいわぁ~などと、ブーブー言っている自分が恥ずかしくなりました。とはいえ本書を読んで学んだことは「仕事を頑張らなければ!」ということではありません。

 

第1章は「なんのために、働きますか?」となっていますが、「お金のために働く」でええやない、とか、仕事が好きじゃなくてもまったく問題ない、といったことが書かれています。以前、せっかくだしと会社のキャリア相談室を利用したことがあるのですが、その時にも「お金のために働くって割り切るのも1つの考えとしてありますよ」と言われたことを思い出しました。もちろんやりがいがあった方がいいのでしょうが。

本書で一番印象に残ったのが、「あきらめる」というのは、もともとは「物事を明らかにする」というのが語源なんだそうです。つまり、あきらめるというのは、自分の生き方をハッキリさせてやることでもあると。

第2章の「期待しないほうがうまいことやれる」の中でも、「幸せでなければいけない」と思わないほうが幸せ、といったことも書かれています。

以前テレビで、おそらく30年ぐらい前の話なのでしょうが、当時、何の不自由もない若い女性たちが新興宗教にはまってしまったという出来事に関するものがありました。どうして女性たちが新興宗教にはまってしまったかというのに対して、「このままでいいのかな」とか「やりがいor生きがいが見つからなかった」などと言っていたように思います。それを聞いて、正直、子どもっぽいなと思いました。小さい子どもを抱えたり、親の介護が必要だったりしたら、やりがいだの考えている暇はないでしょう。何不自由なく、ある意味、幸せだからこそ、余計にあれこれ考えてしまうのかと。…と思ったのですが、よくよく振り返ってみれば、自分も同じように悩んでいることもあり、なかなか難しいものだなと。他人と比べないというのはとても難しいけれど、悩みがない人はいないし、毎日おいしいご飯が食べられて、ぐっすり眠れたら、もう十分幸せなんじゃないか、さらに欲しいものって何さ?とも思います。まだまだ、人生うまいこといきませんが、それが私らしいと、それこそあきらめています。