すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『おでん屋ふみ』

『おでん屋ふみ おいしい占いはじめました』というタイトルを見て、『婚活食堂』と同じ?と思いましたが、そこはやはり違いまして…。

 

つまらない女だとフラれた千絵、39歳。昼間は普通に働いているが、夜中におでん屋を始め、おもしろい女になって、元カレを見返してやろうと思っていたものの、客は全然来ず。そんなある日、お店に訪れたのは品のよさそうな老婦人。この老婦人は、今の千絵と同じ39歳の時に占い師として開業、以来、41年も占い1本で生活していたらしい。あたるも八卦、当たらぬも八卦。千絵はおでん占いを始めることに…。

 

占い師の老婦人の言葉「人生なんて、しょせん死ぬまでの暇つぶし。どんなことも楽しまなきゃ損々」というのがいいなと思いました。占いは、とどのつまり、人生相談であるというのは、確かに~と思いました。自分の話を聞いて欲しいし、肯定して欲しいし、いいことは耳に入れるけど、悪いことは聞き流して…。

高校の頃、授業中の雑談で、担任が占いについて、誰にでもあてはまることを言って、あぁ、当たってる!とその気にさせて…と言ってたのを思い出しました。また、外れたとしても、うまく誘導することができ、たとえば、「お家に大きな木があるでしょう?」と言われて、「いや、わが家には大きな木なんてありません」と答えたところで、「いえ、昔は大きな木があったのです」とかなんとか。

『婚活食堂』の女将の恵は、見える人ですが、この千絵は普通の女性。なので、うまく信頼関係を築きながら、相手の情報を引き出し、占いによって励まします。占いでなくとも、よく話を聞いて、観察して、信頼関係を築くのは大事だよなぁ~と。

昼間に働いて、夜はおでん屋の女将。つまらない女ではないでしょう、きっと。