すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『総理の夫』

映画化されているので、ご存知の方も多いでしょうか。世の中に疎い私は、映画化されているとは知らず、読書メーターで他の方の読んだ本のリストに見つけて、面白そう!と思ったのが、きっかけです。原田マハさんの作品ということは『本日は、お日柄もよく』と同じ感動が味わえるのかしら~と思ったら、『本日は、お日柄もよく』に登場する伝説のスピーチライター久遠久美も登場しまして、2倍楽しめました。

日本初の女性総理大臣。曲がったことが大嫌いで、まだ42歳と若くて美人。両親ともに他界しているが、父は小説家、母は政治学者。そして夫は日本を代表する大財閥の次男。とはいえ、夫は家業を継がず、鳥類研究所に勤務し、毎朝の野鳥観察日誌を欠かさない「おめでたい人」なわけで…。

 

スキャンダルは無いに越したことはないとは思いますが、足を引っ張るためにスキャンダルのネタを探す(or 作る?)のは、どうなのよ!というか、もっと他に本気で取り組むべきことあるでしょ!と思ってしまいます。そして、そういうニュースに対しても、興味はそそられるかもしれないけれど、騒ぎ立てなきゃいいのに…と思ってしまいます。

総理の夫となった日和クン。お人好しで、浮世離れしていて、スキャンダルのいいカモとされそうになり、はじめのうちはハラハラ…。でも、総理となった妻・凛子を支えるのだと決心してからは、優しさに強さが加わった感じで素敵です。

世の中を変えるというと、政治の力が大きいと思いますが、世の中を変えられるのは政治家だけではないと思います。よりよい社会を目指して活動している方はたくさんおられるでしょう。そして、一人ひとりの意識も大事です。自分にできることは小さくとも、よりよい社会に向けて、できることは淡々とやっていこうと思いますし、頑張る人を支えたい、応援したいと思います。

 

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