すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『たまごの旅人』

海外旅行の添乗員になった遥。はじめての単独での添乗で不安な中、空港で見つけたのは憧れの女性。8年前、家族でのはじめての海外旅行の添乗員で「彼女みたいになりたい」と思った。しかし、機内で彼女にそのことを伝えると、彼女の反応はあまり良くなくて…。

 

遥がはじめて単独で添乗することとなった旅行の行先はアイスランド。その現地ガイドのセリフで「アイスランド人は『悪い天気なんてない』って言うんだ。いつだっていい天気だ。『悪いのはおまえの服装だ』ってね」というのがあります。

天気によって気分が左右されることはあるけれど、天気に文句を言ったって仕方ないわけで、『悪い天気なんてない』って考え方は、自然と共存しているってことかなと思いました。

そして、遥が添乗員の仕事をはじめて3か月以上たって、どこか油断していたころ。トラブル続きの旅で、この仕事は向いていないんじゃないかと親友に送ったメッセージの返事というのが

その場その場で仕事を頑張って、失敗しながらでも続けて行けたら、きっとそれは向いている仕事なんだよ。(中略)

でもさ、百パーセント向いている人もいないし、百パーセントわたしに合う仕事もきっとないんだと思う。

今の仕事、向いてないんじゃないかっていうのは、私もよく思います。でも、きっと多くの人がそう思ったことがあるのでしょう。どこかに私に合った仕事がきっとあるはず!と悩んだり、迷ったりするのは悪いことではないと思いますが、目の前の仕事をしっかりこなしていくことも大事なのでしょう。

本書は、今年発行のまだ新しい作品。遥は添乗員として働いて半年足らずで、コロナにより仕事を失います。再び海外旅行ができるのはいつになるか…。新しい仕事を探すべきか悩みます。さて、遥の選ぶ新しい道とは?